商品説明
生地幅 |
約148cm |
素材 |
綿100% |
ゆうパケット(250円+税)可能サイズ |
150cm |
自然な洗いざらし感と、ペーパーライクなタッチが魅力の馬布
馬布について
「馬布」は「ばふ」と読みます。
かつて乗馬の際、鞍から滑り落ち防止のため、鞍と馬の背の間に敷いていたことが名前の由来です。
今では、丈夫で織り密度の高い平織り生地の事を言います。この商品も、やや太番手の糸で、高密度に織られた平織り生地です。
洗い加工
しっかり洗い加工(ワッシャー加工)を施す事で、天然繊維の素朴な質感が引き出され、自然な洗いざらし感と、ビンテージのような風合いが感じられる、趣きのある服地に仕上がっています。
例えるなら、しっかり空気を含んだ、洗い立ての衣類のようです。生地全体に、自然なシワ感のある生地です。
ペーパーライクなタッチ
生地の質感に「ペーパーライク」という表現を使う場合、その対象は、薄くて軽く透け感のある生地の事が多めですが、そうとも限りません。
服地なのに、触ると「紙」を思い浮かべてしまう、少々不思議な質感です。ただ「紙」ではないので、硬い訳では、ありません。[着用時の肌触りは、ふっくらした感じがあり、柔らか]。
何となく、紙っぽいという表現が、ピッタリです。
今回、馬布を紹介するにあたり、複数社の馬布を比べ、「ペーパーライク」を生地特徴にあげておられたメーカーさんの生地を選びました。
質感に、他とは違う特別感があります。同じ馬布でも、一度に比較すると、違いが、よくわかります。(生地特徴確認前に、私も、ペーパーライクに気付きました♪)
ハリ
適度なハリがあります。
パリパリではありません、生機(きばた:織り上げた状態の生地、加工前)を小ロットずつ長時間揉みほぐす事で、丈夫でハリが強い印象の馬布も、適度なハリに、ふっくらした柔らかさがプラスされます。
生地厚
やや厚手です。ボトムスなどに、使用する事の多い、20番手チノ生地より、若干薄手です。
軽量:生地厚の割には
やや厚手生地でありながら、生地厚の割には、軽量です。
当店で、パンツ生地におすすめしている「コーマ ナチュラルワッシャーストレッチ」より、重量は軽いです。
マットな色合い
どのお色も、ツヤなしマットな色合いです。
透け感
透け感は、ございません。
国産広幅:約148cm
柄向きのない、無地広幅生地は、型紙を無駄なく配置できます。
製作用途
テーパードパンツやワイドパンツなどのパンツ全般、ジャンパースカートやスカート、オールインワン製作など、おすすめです。
他、シンプルなパターンで製作する布帛タンクや布帛Tシャツ、馬布の質感をいかしたワークシャツ、合いのシーズンの羽織製作など。
馬布は、ツヤなしマットな色合い、適度なハリありという、メンズライクな要素も含んでいます、男女問わずお召し頂けます。
完成作品のアイロン使用について
アイロンを強くかけ過ぎてしまうと、この生地の見た目の印象と風合いを損ねてしまうので、完成品は、アイロンをかけずにお召し頂くのが、おすすめです。
作品製作工程で、普通にアイロンは、使用できます。
縫製時に気付いた事
平織りで、生地が安定しているため、縫いズレは、ございません。
また、生地厚は「やや厚手」程度なので、厚みによる縫製のしにくさも、ございません。
ただ、織り密度が高いため、生地が幾重にも重なる部分は、少々針通りが悪いと感じました。
水通しテスト
水通し後、生地タテ方向に、2%程度の縮みがございました。
シワについて
洗い加工により、全体的にシワ感のある生地に仕上がっています。[商品写真や作品事例写真程度です]
不規則なシワ・直線的なシワが、混在する場合も、ございます。素材の特質としてご理解下さいませ。
上記作品事例詳細
パンツ
・パターン:「12の形で楽しむ 遊び心のある大人服」ニガム幸子(著) P27 Sarika's Arrange3 日本ヴォーグ社
・サイズ2で製作
・ポケット[手前布]別布使用:綿ローン/エクリュ
・馬布 ナチュラルワッシャー オールドピンク 約148cm幅×2.0m使用
カラー展開
・モカグレー(ベージュにグレーを混ぜたような色/鮮やかさは抑え気味)
・オールドピンク(ややくすみの残るピンク/可愛らしくなり過ぎないように、彩度を抑えたピンクを選びました)
・インクネイビー(少し青みよりのネイビー)
・ブラック